TOKYO sunshine

STUDENT'S LIFESTYLE BASED IN TOKYO

パパが教えてくれた経済の話。

あまりにも話題になっているので、読まずに入られませんでした。

 

 

 

経済ということもあり、経済学を学ぶ者として読んでおかなければ。

 

タイトル通り、父が娘に語るように書かれており、とても読みやすかったです。

マクロ経済についてはある程度学んだつもりではいましたが、金融についてはあまり触れたことがなく、改めて基礎を学ぶ良い機会でした。

 

まず最初に、なぜ格差が生まれたのか、歴史やギリシャ神話を通して説明されるため、国際開発を学ぶのに歴史を学んでこなかった私は、これを機に歴史を学ぼうと決めました。

経済を歴史に沿って説明されており、流れが見えてわかりやすかったです。

 

この本を通して考えたことがあります。

 

一つ目は環境経済についてです。私は環境経済の研究室に配属されるのですが、経済と環境保護の両立についてこの本にも書かれています。

特に自然の商品化という考え方を初めて知りました。(どこかで聞いた話かもしれませんが、単語として聞くのは初めてでした。)

今後、大学院で学ぶ際には、この考え方が環境政策でどのようにはたらくかなど考えていきたいと思いました。

 

 

二つ目は、先読みが市場を混乱させるという考え方です。経済政策によって人々が予測し、集団の共通する予測や心理が現実になるというものです。

労基が賃金をカットすると発表した時、低賃金だからもっと人を雇うのか、低賃金のために人は物を買わなくなるのか。その時の集団の心理によって効果は変わります。

 

最近議論を呼んでいる一律給付金について、このことを応用して考えました。私と彼はこの議論になると意見が合わず、イライラしてしまいます。

 

一律給付金を配るために国債を発行するとインフレになると彼は言います。しかし、この考え方によると変に経済政策をやるより良いのでは?と思います。

 

なぜなら、今は世界全体が悲観的になっているから。

どんな政策をしても悲観的な結果になるのではないでしょうか。

ということは単にお金を配って購買意欲を刺激した方が良いのではないかと思います。効果は一時的でしょうが、、、